リーマンショック前の日本の財政は?

リーマンショックがあり、景気対策として財政出動した。ではリーマンショック前の基礎的財政収支プライマリーバランス)はどうなったのか見てみる。

06年に骨太の方針閣議決定し2011年度のプライマリーバランスの黒字化を掲げていた。
小泉政権とそれ以降はどうなったのか、財務省に資料がある。


14年から財政赤字の学は縮小し、平成20年度にはマイナス5.2兆円である。もしリーマンショックがなく、順調に推移してら2011年度は消費税の増税なしにしても基礎的財政収支が均衡していたと考えられる。

先日の税収の弾力値を元に考えると、財務省の資産だと1.1、自分で00−06年を計算すると約5になった。
歳出を一定だとするとあと5.2兆円なので財務省だと名目で5%弱、自分の計算だと1%強の成長で増税はいらない。

税収を慎重に財務省通り見積もって名目であと5%成長すれば基礎的財政収支は均衡するのである。
もっともデフレ下で名目成長5%は難しいように思われる。この国は増税よりデフレ脱却の方が重要なのである。