2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
経済財政白書では、財政の現状という章立てがあるのだが、国のバランスシートはかなり中身のお粗末なものとなっている。 年金積立金が債務に入っている。 日本は、一応税金が半分入りながらも賦課方式をとっている。 賦課方式の国は年金はバランスシートに含…
またしても急激な円高が進んでいるが、2010年には円高でどれだけの損失が出たのか調べる。 今回は東証一部上場企業のみに絞り、2010年度決算の貸借対照表の純資産の部にある「為替換算調整勘定」を計算する。100位までの順位は以下のとおりである。 …
本日、発表された経済財政白書では、人口動態と物価についての記述がある。 生産年齢人口の減少と物価下落が併存している国は日本だけであり、 90年から2010年にかけて、生産年齢人口の変化率と物価上昇率の間には明確な相関関係は確認できない。 (中…
白川総裁は、通貨、国債、中央銀行 ―信認の相互依存性―にて高橋是清の日銀引受について述べている。 高橋蔵相は軍部の予算膨張に歯止めをかけようとして凶弾に倒れ、結局はインフレを招いたわけですが、偶々軍部の予算膨張を抑えられなかったのではなく、市…
IMFはカントリーレポートを公表した (http://www.imf.org/external/pubs/ft/scr/2011/cr11181.pdf) Event study analysis finds that the BoJ’s monetary easing measures have cumulatively lowered the 10-year sovereign yield by about 25 basis points …
岩本氏は、私に対して反応しませんとしているが、この問題には最後まで付き合いたいと思う。岩本氏は、このブログのコメント欄、及び氏のブログにも 「借換債の引き受けだけに着目する」 と書いているが、岩本氏が引用した高橋氏の記事には「だけに注目する…
岩本氏は、付利された超過準備について、貨幣量を変化させることは実用上の理由から、財政政策の範囲外として一番狭く定義したものが金融政策となり,中央銀行の判断でできるものなので、憲法に抵触しないと、従来の主張とは矛盾している。 付利された準備預…
岩本康志氏が高橋洋一教授を批判したいがために、なぜか一周して日銀が保有する国債は 全体での保有額に着目するのが正しい見方である (http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/35865744.html) と日銀保有国債の全体の額、つまりバランスシートの大きさが…
土居丈朗氏がプリンストン大学の清滝信宏氏との会話をつぶやいている。 今朝ホテルでプリンストン大学の清滝信宏先生と共に朝食。日本の政策論議で意気投合。政府債務さらに累増すれば、僅かな金利上昇でも国内金融機関のB/S毀損し貸し渋り深刻化。デフレ…
伊藤隆敏氏と伊藤元重氏と共同提案者たちの復興増税提言はなぜか、日本語のホームページにはあるが、伊藤隆敏氏の英語版ホームページでは全く触れられていない。http://www.tito.e.u-tokyo.ac.jp/japaneseindex.htm http://www.tito.e.u-tokyo.ac.jp/index.h…
The three principle for the earthquake recovery professor Takatoshi Ito university of Tokyo, professor Motoshige Ito university of Tokyo and some economists* For recovery of the earthquake East Japan, especially in meeting the government’s…
日本銀行は日銀レビュー:金融政策ルールと中央銀行の政策運営にてテイラールールに触れている。そこでオリジナルテイラールールとして紹介している。 この日銀のオリジナルテイラーでも00年のゼロ金利解除が失敗だったことを裏付けているが この政策反応パラ…