玉木=ガイトナー介入という胎化介入

政府がついに為替介入をし、日銀が非不胎化するというニュースが流れた。


それに伴ない不胎化、非不胎化、そして胎化介入という言葉が乱れとんでいる。

具体的な方法は秋の夜長に不胎化介入とか非不胎化介入とかについて長々ととりとめもなくつぶやいてみる為替介入による金融緩和―『日本経済のウソ』を読む(2)に詳しい。


整理して考える
財務省からテクニカルな部分にうちて教えていただいたので訂正、9/19更に整理】


財務大臣が介入を日銀に指示。
日銀の金融市場局為替課は電子ブローキングシステム(EBS)などを使って民間金融機関に発注。
介入資金は一時的に日銀が引き受ける。
外為特会のB/Sは資産側に外貨が増加、負債側に政府短期証券を計上

日銀のB/Sでは負債側の政府預金が減少。
政府が市中銀行からドルを買った代金として、円が市中銀行の持つ日銀当座預金に振り込まれる。
円売りドル買い介入は二日後に決済。

日銀当座預金残高は中立。

非不胎化介入の場合には日本銀行は政府が売却した円の分(前回は50%程度、今回はほぼ全額の2兆円)を現在のバランスシートに加えて事実上バランスシートを拡大する。


この増えた分を子供に例え、胎化。
バランスシートを一定に保ち、増やさない(子供をつくらない)事を不胎化
そして、子どもが産まれるようにすることを非不胎化と言うので混乱する。

つまり、胎化介入=非不胎化介入である。


日本銀行はリーク情報としてマスコミに流しつつ不胎化しない=非不胎化介入(胎化介入)を宣言したのである。