介入の弾

民主党政権の初の予算案は実は周到に介入の準備をしていた。


今年の3月にreuterが報じている。

2日に衆院を通過した予算案によると、円売り介入の原資となる外国為替資金特別会計の借入限度額は145兆円と、前年度の140兆円から5兆円の引き上げとなった。政府が前回、借入金の限度額を引き上げたのは、03年から04年にかけて30兆円規模で円売り介入を行った直後の04年4月。為替介入額など実績を示す外国為替資金証券(為券)残高が同3月末で85兆円と当時の限度額100兆円まであと15兆円と近づいてきたことを受けて、40兆円の大幅引き上げを決めて以来だ。

(http://jp.reuters.com/article/jpmarket/idJPnTK036795920100303?sp=true)


既に市中消化した09年度末の為券残高見込みは110.4兆円。
さらに145兆円まで現在の弾が尽きても35兆円調達できる。

日銀が仮にすべて非不胎化すれば、残り今のままでも約35兆円の金融緩和ができる。
財務省からテクニカルな部分にうちて教えていただいたので訂正】

日銀が動かない以上は、政府が積極的に為替介入によってインフレ率を高めることも可能である。
もっとも独立した金融政策は放棄したに等しいが。。。