日本銀行はなぜ国債を時価評価して利益計上しないのか?

平成22年の損益計算書を見ると非常に不思議なところがある。

外国為替時価評価し損失を計上する一方で、国債時価評価せず利益を計上していない。


国債は満期保有目的なのだろうか?
それとも国庫納付金を少なく納めるために意図的に粉飾決算を行っているのだろうか?


【追記】
日本銀行の会計規程に詳細がある
時価評価はせず全て簿価で売却したときには時価との差額を売却差益として計上とのこと。

(有価証券の評価基準及び評価方法)

第13条 有価証券の上半期末及び事業年度末における評価は、次のとおりとする。

(1) 円貨建債券及びコマーシャル・ペーパー等(コマーシャル・ペーパー(資産担保コマーシャル・ペーパー及び不動産投資法人コマーシャル・ペーパーを含む。)及び短期社債等(短期社債、保証付短期外債、資産担保短期債券及び短期不動産投資法人債をいう。)をいう。以下同じ。)の評価は、移動平均法による償却原価法により行う。
(2) 外貨建債券及び外貨建投資信託の評価は、時価法により行う。
(3) 株式、指数連動型上場投資信託受益権及び不動産投資法人投資口の評価は、移動平均法による原価法により行う。