消費税の現在価値

コンソル債の計算をして思ったのが、年金の積立不足を負債として考えると、消費税を同時に資産側へ計上すべきである。

国には一般企業と違い、徴税権がある。

予算総則では消費税は社会保障にあてるとなっている。(http://www.bb.mof.go.jp/server/2009/xml/200912001000001a.xml#p1)

消費税が毎年12.5兆円の収入で金利が1.5%だったとしよう。12.5/0.015=現在価値で約833兆円の資産となる。
もちろんこれは消費税減収や金利の上昇によって時価評価する必要もあるだろう。

年金も経済の想定の変動によって受給額や支払額が変動するのでその都度時価評価の必要があるとも言える。


本質的な問題は年金の積立不足のみ国の財務書類で負債計上する摩訶不思議にある。