マイナス金利を実施すると?

現実的にはマイナス金利を実施する事は手段として難しいが仮に可能だとすると一体どういった自体が予想されるのか整理してみる。


長期金利の更なる低下と国債価格の高騰

・マイナス金利分の税収増又はシニョレッジの増加

・消費増

キャピタルフライト


マイナス金利を導入すると紙幣及び貨幣を持っていると課税される。
誰も円を持ちたがらない事になる。
名目的には額面の価値がなくなっていく。(実質的価値はインフレ率とマイナス金利による)


ではどうなるだろうか

額面の価値減る前に消費を増やし、景気が良くなる。
国債を買い、長期金利の低下によって銀行や生保、年金基金等が儲かる。
また、長期金利が下がることによって住宅ローンや社債、CPの利回りは大きく低下し、個人や企業がリスクをとりやすくなり需要が増える。


持っているだけで目減りするので円を売り外貨を買いキャピタルフライトが起きる。
円安になるということはインフレ圧力と同じことである。


以上はある意味当然のことである。
なぜなら政策金利の非負制約によって、現在は金融の引き締め状態なのである。


だからこそ今、マイナス金利と同様の効果をもたらす非伝統な金融政策が必要なのだが…