日本銀行の力、日本銀行とインサイダー

力と言っても組織を分析する。
リフレは物価をコントロールするというごく標準の理論である。

ではなぜその当たり前の理論が日本では受け入れらないのか、日本銀行という組織にデフレの根本的な原因があるという仮説を立て分析する。


「日銀インサイダー」本吉正雄著 廣済堂出版、2006から検証する。


第一章では「日本銀行インサイダー取引」について書いている。


・福井総裁は村上ファンドに出資
・実質100%以上の配当
・このファンドは村上総裁専用のファンド
日本銀行は多くの一般企業の情報を入手する特権的ポジション
・年四回発行する「日銀短観」は、一万社以上に及ぶ一般企業のアンケートの集計で、各企業の売上・利益の実績・見込み、設備投資計画、吸収・合併の事前情報が起債
・少なくとも筆者が所属していた1993〜98年は職員の株取引について何ら規制なし
・為替政策に関わる人間が外貨預金を保有


中央銀行の信認と言いながら、中央銀行インサイダー取引しているとは笑えない。
総裁の信認を失うことによって、デフレ脱却を考えたのだろうか。