失敗の責任をとらない組織

先日、日本銀行は展望レポートを発表した。
今回の注目点は、政策委員の物価見通しを外したことである。
7月時点との差は以下の通りである。

(http://www.boj.or.jp/type/release/teiki/tenbo/gor1010a.pdf)


日銀は事実上、デフレ脱却時期を先送りした事になる。
もちろん、当然上下リスクは考慮する必要はあるし、予想を外れることはあるだろう。


しかし、問題は約16年間に渡って予想を外し続けている。
そして、速水、福井、白川と歴代総裁は誰一人として責任をとっていない。


日銀はデフレターゲットを設定していると言われる所以だろう。
やはり、日銀法改正によってマンデートを負わせるべきである。


銀行券ルールがマネタイゼーションを防いでいると日銀寄りの方々は説明しているが、財政健全化法案が与野党で議論されている。財政健全化法が仮に成立しても日本銀行マネタイゼーションうんぬんと主張するのだろうか