日本の清算主義者、団結せよ!

アメリカではエコノミストたちがバーナンキへの公開書簡邦訳)を出した、
それに呼応してクルーグマンLiquidationists of the World, Unite!を書いた。日本語訳は道草に


そこで、日本の清算主義者、あるいは、いわゆるデフレ派を挙げていきたいと思う。
※このエントリは加筆していくので、ご了承願いたい。


池尾和人慶應義塾大学教授

要するに、むしろデフレ期待が支配的だからこそ、GDPの2倍もの政府債務を抱えていてもいまは「平穏無事」なのです。冗談でも、リフレ派のような主張はしない方が安全です。
(http://agora-web.jp/archives/765910.html)

白川方明日本銀行総裁

1990 年代以降の日本を振り返りますと、経済成長率が趨勢的に低下しているうえ、労働力人口は1998 年をピークに、総人口は2005 年以降、減少に転じています。この人口動態の変化、特に労働力人口の減少はボディーブローのように大きな影響を日本経済に及ぼしています。このことは、今後、国内市場の拡大が見込めるのか、あるいは将来的に安定した雇用や所得が得られるのか、財政は維持可能なのかといった点を考えるだけでも明らかです。こうした点について、国民の不安感が拡がると、現在の家計の消費活動や企業の設備投資行動を抑制してしまいます。長期にわたる需要の低迷や、それによって生じる需給ギャップのもとでのデフレという現象も、より根本的にはこのような中長期的な成長期待の弱まりが原因です。
(http://www.boj.or.jp/type/press/koen07/data/ko1011a.pdf)

水野和夫三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミスト内閣府参与

2002〜03年ごろ以降の日本のデフレの根本原因は、海外への原油の支払代金が増えたにもかかわらず、売上高の伸びがそれに比例して増えないところにある。
(2010年1月17日サンデープロジェクト)


岩本康志東京大学教授

単純な量的緩和が物価を引き上げる効果がない
(http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32738553.html)