池尾和人氏の告白

このブログでは池尾和人氏のおかしな主張を取り上げてきた。


しかし、池尾和人氏はtwitterで以下のとおり述べている。

よほどの古典以外は、2000年以前に書かれたマクロ経済学の論文は、時代遅れだと思った方がよい。Monetary Economicsは、00年前後に「新しい合意」が成立し、金融危機を経ていままた大きく変貌しつつあって、私も十分ついて行けていない。RT @phalaenopsid

http://twitter.com/kazikeo/status/23272430260719616


そこでgoogle scholarでkazuhito ikeoで2000年以降の論文を検索すると
mofドメインに共著であるものと、本に掲載されているもの、あとひとつ共著論文がもう一つmofドメインであるのみである。


しかも、論文といっても数式がひとつかふたつかある程度である。


これは池尾和人氏の言う「時代遅れ」を物語っている証左である。


「時代遅れ」と認識し告白する勇気は賞賛すべきものである。わかったふりをして日銀の審議委員や有識者懇談会に選ばれては時代遅れの政策になってしまうからである。


では、引退なさってはいかがだろうか。時代についていけないものが前途有望な若者を育てるのは大変不幸なことである。