野村證券金融経済研究所 木内登英氏の金融政策は供給サイドには働きかけない

サンデーフロントラインにて野村證券金融経済研究所の木内登英氏は、金融政策は需要サイドにしか働きかけず、供給サイドには働きかけないと言っている。

木内登英
いま景気が落ちているのは供給サイドなわけで、それは企業ががんばらないと立ち上がってこない。金融政策は需要に働きかける政策ですから、いま金融緩和して急速に夏にかけて景気が立ち上がってくるかというそうじゃない。


それに対しロバート・フェルドマン氏は真っ向から反論している。

ロバート・フェルドマン
それは私は違った意見。それはまず、供給サイドよりも需要サイドの被害が大きい。加えて金融政策は需要サイドだけじゃなくて供給サイドにも影響を与える。実質金利がいま高すぎます。だから国内の投資が少なすぎる。だから金融政策によって実質金利が下がって供給サイドは良くなる。これは非常に大事なポイント。


日銀の成長基盤強化のオペは供給サイドであると考えられるがこれを無効と批判したものだろうか?
それとも実質金利の概念を認めていないのだろうか。