需給ギャップを高めよ・補足

私がリフレ政策に目覚めた理由は、当時の高橋洋一氏の「この金融政策が日本経済を救う」を読んででした。

この金融政策が日本経済を救う (光文社新書)

この金融政策が日本経済を救う (光文社新書)

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図(数字)が違う?内閣府のGDPギャップとインフレ率を回帰するとGDPギャップ+2%でインフレ率2%。また失業率を回帰させるとGDPギャップ+2%で失業率2%台半ば。GDPギャップ+2%でインフレ目標、構造失業率が達成可能

高橋洋一(嘉悦大) on Twitter: "図(数字)が違う?内閣府のGDPギャップとインフレ率を回帰するとGDPギャップ+2%でインフレ率2%。また失業率を回帰させるとGDPギャップ+2%で失業率2%台半ば。GDPギャップ+2%でインフレ目標、構造失業率が達成可能… "

高橋氏は、需給ギャップが半年後にインフレ率を影響を与えるとして、ラグをおいています。
[http://diamond.jp/articles/-/138218?page=2:安倍改造内閣が問われる「20兆円財政出動」で物価目標2%達成
]
その結果、

GDPギャップとインフレ率の関係から、「2%インフレ」にするために必要なGDPギャップ水準を算出してみると、+4.5%程度である。
 それを埋め合わせるためには、有効需要25兆円程度が必要になる。1単位の財政出動による需要創出効果を示す財政乗数が、内閣府のいう1.2程度としても、この有効需要を作るための財政出動は20兆円程度である。

4.5%の水準としており、どのように需給ギャップを高めるかは、財政か金融かという政策は様々あります。
結論としては、高橋氏のおっしゃるとおり需給ギャップを高めることは必要です。


なお私の図はラグを置いていません。
また、手元に消費増税の影響を考慮したインフレ率がないために、多少数字が粗くなっているのはご容赦ください。
そのために相関も弱くなっています。

85-17

2%を達成するためには、Y=2,X=2.95


01-17

2%を達成するためには、Y=2,X=6.49

GDPギャップで+3-6%程度が必要としました。