黒田総裁による上方バイアスによってまだデフレ脱却できていない

ダボス会議で黒田総裁のコメントを目にした。
ニャントロ大魔神 on Twitter: "コラムのネタにするんですね、分かります。見事に黒田総裁の回答は役人答弁で、会場中異様な空気になってしまいました。
https://t.co/89Ycnowfaf

動画です。
https://t.co/FRwEnIlQTr"

黒田総裁は

御存知の通りCPIの数値は、実際の物価上昇率から過大評価される傾向があり、CPI1%の物価上昇は実質0%と思われる。

ニャントロ大魔神 on Twitter: "黒田総裁「2%のインフレターゲットは今でも適切な基準である。御存知の通りCPIの数値は、実際の物価上昇率から過大評価される傾向があり、CPI1%の物価上昇は実質0%と思われる。また景気循環の際、金融緩和を行う際は適切なインフレターゲットが必要になる。(続く"


いわゆる上方バイアスの話であり、1%程度想定しているということになる。

日銀の目標とするコアCPIは17年12月前年同月比+0.9%

総合+1.3%、コアコアCPIは0.3%という結果になった

つまり0.9%−1%は0.1%であり、いまだ物価上昇率はマイナスでデフレ脱却とは程遠いという状況になり、
黒田総裁は「物価上昇率は依然としてマイナスでありデフレ脱却はできていない」
と言うことをいっているに等しい